中国マフィアはどう米不法マリファナ市場を掌握したのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.22 16:14
暴力、殺人、マネーロンダリング(資金洗浄)、賭博、賄賂、人身売買、詐欺、売春、強制労役…。この数年間、中国系マフィアが米国不法大麻市場を掌握して急増した犯罪だ。最近、米国探査報道メディアのプロパブリカ(ProPublica)は米国内の大麻草合法化に便乗した中国犯罪組織と資本の流入で犯罪の温床となった地域の実情を明らかにした。中国高位層の黙認が疑われる状況も表れた。このように形成された不法大麻サプライチェーンで最も大きな犠牲者は、故郷を離れてきた数千人の中国不法移民者と華僑だった。中国マフィアはどのようにメキシコ麻薬カルテルと中国高位層の不法資金洗浄を担当する世界最大の「地下銀行」に生まれ変わったのか。
オンラインメディアで初めてピューリッツァー賞を受賞した非営利探査報道専門メディアのプロパブリカは先月、2日にわたる深層報道を通じて、中国人が占領した米国内の不法マリファナ(大麻草)市場の裏面を一つ一つ暴いた。報道によると、米西側カリフォルニア州から東側のメイン州にかけて栽培から供給にいたるまで不法大麻市場の全領域をすでに中国犯罪組織と「チャイナマネー」が完全に蚕食した。