ハイブがガールズグループＮｅｗＪｅａｎｓの所属事務所である傘下レーベルのアドア経営陣に対する監査に電撃着手した。ハイブはアドアのミン・ヒジン代表らが本社からの独立を画策しているとみて関連証拠収集に出た。

２２日の歌謡界によると、ハイブはこの日午前、ミン代表とアドア経営陣Ａ氏らに対する監査に入った。

監査チームはアドア経営陣の業務区域を訪れ会社の電算資産を回収し、対面陳述確保に出たという。ハイブ関係者は「（アドアの）経営権を握ろうとする状況が疑われアドア経営陣に対して監査権が発動されたのは事実」と話した。

ハイブはＡ氏らが経営権を手に入れて独自の動きを試みようとしているものと疑っている。

アドアはミン代表が２０２１年に設立したハイブ傘下レーベルで、ハイブの持ち分率が８０％だ。残りの２０％はミン代表らアドア経営陣が保有している。

ハイブはこの日確保した電算資産などを分析した後、これを基に必要に応じて法的措置に出る方針だ。業界によると、ハイブはこの日ミン・ヒジン代表の辞任を要求する書簡も発送したという。

この話を受けハイブの株価は取引時間中に急落に転じた。

この日有価証券市場でハイブは前日より７．８１％安の２１万２５００ウォンで取引を終えた。ハイブは同日の取引開始直後には業績への期待感から上昇し、２３万８５００ウォンまで上がったが、ＮｅｗＪｅａｎｓが所属する傘下レーベルのアドアに対する監査に着手したという便りに一気に１０％以上下落する場面もあった。

ミン代表は過去にＳＭエンターテインメントで少女時代、ＳＨＩＮｅｅ、ＥＸＯなど有名アイドルグループのコンセプトとブランドを担当し、独創的な色感と表現で歌謡界で名声を得たスタープロデューサーだ。

ミン代表はハイブに移籍してガールズグループＮｅｗＪｅａｎｓをプロデュースした。

ミン代表の陣頭指揮の下でデビューしたガールズグループＮｅｗＪｅａｎｓは２０２２年の登場と同時に『Ｈｙｐｅ　Ｂｏｙ』『Ａｔｔｅｎｔｉｏｎ』『Ｄｉｔｔｏ』『ＯＭＧ』など相次いでヒット曲を出した。これらは韓国の各種音楽授賞式で大賞になっただけでなく、米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード２００」で１位に上がった。

ミン代表はこうした成果でソウル市文化賞、ゴールデンディスク製作者賞、２０２３ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック・アワードなどを受賞している。

ＮｅｗＪｅａｎｓは来月にカムバックを控えている。