【社説】韓国の雇用市場から消える40代…「経済の柱」堅固にしなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.23 13:04
「経済の柱」である40代が雇用市場のウイークポイントになった。就業者数が9年にわたり減り労働市場から追いやられている。韓国統計庁の経済活動人口調査推移によると、40代の就業者数は2015年から昨年まで減り続けている。40代は2005年から2019年まで全年齢層で最も多い就業者数を記録した。だが加速化する高齢化の中で2020年には就業者数1位を50代に明け渡し、60歳以上の就業者にも近い将来逆転される雰囲気だ。
40代の就業者数減少の主要因は人口減少だ。昨年40代の就業者数は2014年と比べ9.2%減った。問題は40代の労働市場離脱速度が人口減少より速いことにある。この期間に40代の人口は8.7%減少した。他の年齢層と比較すると雇用市場から押し出される40代の危機は尋常でない。同じ期間に50代の就業者数は12.3%、60歳以上の就業者数は80.5%増えた。人口は50代が7.3%、60歳以上が54.8%増えた。20代は1.1%の人口減少にも就業者数は5.1%増え、30代は人口減少幅の13.4%より就業者数減少幅が7.7%と少なかった。