【社説】「韓国の経済奇跡は終わったのか」と問うFTの苦言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.24 16:01
フィナンシャルタイムズ(FT)が昨日、「韓国の経済奇跡は終わったのか」と題した企画記事で、韓国経済の弱点を一つ一つ取り上げた。安いエネルギー・労働力に依存してきた国家主導成長モデルは限界に直面し、基盤技術不足で韓国の世界トップ級技術は急減し、大企業はほとんど3世体制に移り、オーナー経営者の挑戦意識が不足しているという点を指摘した。少子化による人口危機、先進国のうち最高水準の家計負債、遅々として進まない改革などにも言及した。
活力を失った韓国経済の素顔が海外メディアに特筆大書されるのは気分がよいことではない。FTのこうした指摘は実際、新しいことでもない。すでに国内のメディアと専門家が言及してきた韓国経済の問題点だ。FTは2008年の金融危機当時に「沈む感覚(Sinking feeling)」という記事で韓国経済危機論を集中的に取り上げ、政府が苦労した経験がある。しかし当時に比べて今回の報道は政府が釈明したり反論したりする内容があまりない。