イラン「悪天候で大統領ヘリコプター事故」 イスラエル「標的とする理由ない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.21 11:00
イラン当局が20日(現地時間)、前日に発生したヘリコプター墜落事故で行方不明になっていたライシ大統領の死亡を確認したと公式発表した。強硬イスラム原理主義路線を率いたライシ大統領の突然の死で、イラン内部の権力争い、「ヒジャブデモ」、経済問題による民心離反現象がさらに加速するという見方が出ている。シーア派盟主の役割をするイラン内の動揺がイスラエル・ハマス戦争長期化などで緊張感が高まっている中東情勢の混乱を深めるという懸念も続いた。
この日、イランのモフセン・マンスーリ行政担当副大統領はX(旧ツイッター)を通じて「ライシ大統領が乗っていたヘリコプターが全焼して発見され、搭乗者全員が死亡したとみられる」と明らかにした。事故ヘリコプターにはライス大統領、アブドラヒアン外相、東アゼルバイジャン州知事、地域聖職者ら計9人が乗っていた。