業績には勝てない…サムスンや新世界など韓国財界で「随時人事」拡散
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.23 08:25
財界に随時人事体制が拡散している。予定になかった組織改編で緊張感を吹き込むと同時に新成長動力確保にスピードを出そうとする措置とみられる。人事専門家らは、構成員が納得できる結果でこそ突然の随時人事の否定的影響を最小化できると助言した。
サムスン電子は21日、半導体(DS)部門長を慶桂顕(キョン・ゲヒョン)社長から全永鉉(チョン・ヨンヒョン)未来事業企画団長(副会長)に電撃交代し、半導体業界だけでなく財界全般に衝撃を与えた。財界では李在鎔(イ・ジェヨン)会長が危機に陥ったサムスン電子DS部門に緊張感を吹き込み組織刷新に出たものとみている。サムスン電子DS部門は昨年15兆ウォン規模の赤字を出した上に、最近は高帯域幅メモリー(HBM)技術で競合するSKハイニックスに遅れをとっているとの評価を受けている。財界関係者は「定期人事がある年末まで待つ余裕がないという意味とみられる。それだけいま企業が厳しく素早い対応が必要な時期ということ」と話した。