EU、世界初のAI規制法承認…医療・教育に使用時は人による監督義務
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.23 10:38
オープンAIのチャットGPT、グーグルのジェミニなど生成型人工知能(AI)の副作用に対する懸念が高まる中、欧州連合(EU)が21日にAI規制法の施行を最終確定した。選挙、司法、金融、医療、教育など各分野でAI技術の許容範囲と規制対象などを規定した世界で初めての法律で、米国や日本など関連立法を急ぐ各国にガイドラインの役割をするだろうという見方が出ている。
この日、EUの交通・通信・エネルギー理事会の27加盟国はベルギーのブリュッセルで開かれた会議でAI法を最終承認した。来月発効されるEUのAI法は発効6カ月後から禁止対象のAI規定をまず施行し、1年後には汎用AI(AGI、人と類似の水準か人以上の知能を備えたAI)に対する規制に入る。全面施行は2026年中盤からだ。ただチャットGPTとジェミニ、マイクロソフトのコパイロットなどすでにサービスが提供されている生成型AIには3年の「転換期間」を与え、2027年から規制を適用する。