最多金メダルにもこころの健康は「ノーメダル」…「弱気な選手だと烙印を押されてしまう」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.16 10:07
2024パリオリンピック(五輪)で大韓民国は最小選手団で最多金メダル獲得記録を立てたが、選手のこころのケアに関しては「ノーメダル」だったという指摘を受けている。射撃10メートルエアピストルで銀メダルを獲得したキム・イェジ(32)は帰国後記者会見の途中で「過労」で突然失神して運ばれたほか、バドミントン金メダリストの安洗塋(アン・セヨン、22)は協会の選手ずさん管理問題を暴露した。
中央日報が先月から前・現職スポーツエリート選手や指導者など85人を対象に「種目別メンタルヘルス支援水準」に対するアンケートを進めた結果も似ていた。アンケートは2008北京大会から2021東京大会で韓国代表チームが金メダルを獲得した11種目とプロスポーツ(野球・サッカー・バスケットボール)従事者を対象にした。国際オリンピック委員会(IOC)が5月に発刊した「エリート選手メンタルヘルスツールキット(toolkit)」を参考にしてメンタルヘルス支援水準を金(模範事例)、銀(優秀)、銅(最小条件)、全くなし(不十分)に分類した。