定年延長どころか「会社から出て行け」…40~50代の半分が切られる新たな45歳定年時代=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.11.12 11:37
企業が45歳定年退職を押しつける背景は景気低迷にともなう業績不振が最初に挙げられる。例えばポスコの場合、業況不振に中国製低価格鉄鋼製品の攻勢により業績圧迫に苦しめられる。7-9月期の売り上げは9兆4790億ウォンで前年同期比2.0%、営業利益は4380億ウォンで39.8%減った。KTの場合、人工知能(AI)事業拡大に向け既存の通信線設計とサービス人材を縮小する過程で希望退職を実施した。
ここに年功序列型賃金構造という構造的な問題もある。経済協力開発機構(OECD)によると、勤続年数が10年から20年に増える時に韓国の労働者の平均賃金上昇率は15.1%で現れた(2019年基準)。OECD主要28カ国で最も高い。平均賃金上昇率の5.9%だけでなく、米国の9.6%、日本の11.1%とも対比される。