青年におされて、老人に阻まれ…韓国政府の中壮年雇用支援、20~30代のたった18%(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.11.12 14:18
専門家はツートラックアプローチが必要だと提言する。企業が求める人材像に合わせて4050が再教育を受けられるように職業訓練を強化すると同時に、政府・民間協力を通じて彼らを労働市場と連携する対策が出てこなければならないという主張だ。
中壮年層の再就職希望者が多く訪れるソウル市50プラス財団の場合、エクセル・人工知能(AI)コンテンツ・ショート映像製作のようなデジタル教育や旅行商品相談士員など実務に助けになる再就職プログラムを掲げている。10年前に職場を辞めたチェさん〔54、京畿道安養(キョンギド・アニャン)〕は財団プログラムを通じて旅行商品相談士の資格を取った。チェさんは「政府が運営する中壮年ネイルセンターが家の近くにあるが、ほとんどが素養教育だけしかしない。実際の就職に助けになるプログラムがなく、やむをえずソウルまで出て行かなければならなかった」と話した。3カ月コースの教育を受講するためには4対1の競争率を勝ち抜かなくてはならないほど競争が激しい。昨年からは事業対象が従来の50歳以上から40歳以上に拡大されて40代利用者が大幅に増えた。ポータルサイトに加入した会員数を見ると40代が占める比率が2022年9.8%から今年16.89%に増加した。