北朝鮮の奇襲「慈江道挑発」…「軍需メッカ」の健在誇示か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.15 10:02
北朝鮮が14日、軍需工場の「メッカ」と呼ばれる慈江道江界(チャガンド・カンゲ)で短距離弾道ミサイル(SRBM)を発射した。6日に中距離弾道ミサイル(IRBM)級極超音速ミサイルを発射してから8日ぶりに前例のない場所で挑発をしたのだ。トランプ次期米大統領の就任式(1月20日)が1週間後に迫った中、軍の内外では発射場所自体がメッセージという解釈が出ている。
韓国軍の合同参謀本部は14日、「午前9時30分ごろ北の慈江道江界一帯から東海(トンヘ、日本名・日本海)上に発射されたSRBM数発を捕捉した」とし「ミサイルは250キロほど飛行した後、東海上に弾着した」と明らかにした。ミサイルは2発で、北朝鮮が繰り返し標的地とする咸鏡北道吉州郡(ハムギョンブクド・キルジュグン)沖の無人島「アル島」に向かったという。