【コラム】韓国与党代表の失墜、「親文」という服を着た罪…尹美香事件の時が本当の彼だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.11 11:05
6月中旬だった。国会議員会館7階廊下で偶然李洛淵(イ・ナギョン)民主党代表と会った。その時は圧倒的な支持率1位走者だった。李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事とは差が2倍以上あった。親文が顔色をうかがうほどだった。知り合いではあるが、「飛ぶ鳥を落す勢いの人」なので、挨拶すればそのまま通り過ぎるだろうと思ったが、茶を一杯飲もうという。政治家が大きな決心をすればすべてのことに意欲があふれて親切になるというが、本当にそのようだった。8・29全大(共に民主党の全党大会)を控えて「どうせ代表は李洛淵だろう」という言葉が出回り、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(以下、正議連)事件で尹美香(ユン・ミヒャン)議員の去就が焦眉の関心だった時だ。彼が一言こう言った。
「どの記者の関心も尹美香だ。その去就なんだがね。すれ違うと記者はそれしか聞かない。だが、去就は私が考える問題のうち3番目だ。最も重要なことは韓日関係に対する心配だ。(悪影響を与えてはいけないのに)日本人と会えば何の話ができようか。その次に非政府組織(NGO)の信頼問題が重要で、3番目が去就だ」