一人で金融緩和続ける日本…円相場は4年8カ月ぶりの円安水準
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.18 06:57
円相場が4年8カ月来の安値水準に落ち込んだ。インフレ圧力が大きくなり米国と欧州、韓国など主要国の中央銀行が金融緩和縮小にシフトしつつあるが、日本だけ依然として金融緩和を固守しているためだ。
17日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=114.89円で取引を終えた。取引時間中には一時114.97円まで下がり、2017年3月14日以降で最も安くなった。ブルームバーグは「米国の小売り販売・産業生産指標が好調を見せドル上昇が続き米国債利回りが上がって円の下落につながった」と説明した。
円安は今年に入って本格化している。対ドルの円相場は1月と比べ10%ほど下落した。主要10カ国の通貨のうち最も下落傾向が強い。大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストはブルームバーグに「円相場が(心理的抵抗線である)1ドル=115円まで下がればドル投資需要の急増で円安は加速化するだろう」と予想する。