<北京五輪>「ドーピング陽性」ワリエワのコーチは陰謀説を提起…国際社会は怒り
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.02.14 08:47
「フィギュアの天才」カミラ・ワリエワ(16)のドーピング陽性反応の結果が2022北京冬季オリンピック(五輪)から出たことを巡りロシアは疑いを拭いきれないでいる。
ワリエワのコーチ、エテリ・トゥトベリーゼ氏は12日(現地時間)、ロシア国営テレビチャネル1とのインタビューで「かなり厳しい状況だがワリエワは潔白だと確信している」と話した。あわせて昨年12月に実施したドーピングテスト結果が今になって発表されたことを巡り「偶然の一致か、とてもよく仕組まれた計画の可能性がある」と主張した。国際オリンピック委員会(IOC)は11日、大会定例会見で「ワリエワが今大会前に実施されたドーピング検査で陽性反応を示した」と発表した。
ワリエワは昨年12月25日、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれたロシア選手権大会で小便サンプルをロシアアンチドーピング機構(RUSADA)に提出し、このサンプルはスウェーデン・ストックホルムの世界アンチ・ドーピング機関(WADA)に送られた。そして約6週後である今月8日、狭心症治療剤のトリメタジジン(2014年1月禁止薬物指定)が検出されたという通知を受けた。通常ドーピングテストの結果は1~3日後に出てくるが、ワリエワの結果は46日が経過した、北京五輪が今まさに開催中の時期に通知されるという異例のものだった。偶然にもワリエワが活躍したロシアがフィギュア団体戦で金メダルを獲得した翌日だった。