米専門家「北朝鮮は2回以上の核実験…起爆装置実験は戦術核関連」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.27 15:25
北朝鮮が7回目の核実験を強行する可能性が高まっている中、米国の専門家の間で27日「2回以上の核実験をする」という見方が出てきた。一部の専門家は、北朝鮮で核起爆装置実験が最近探知されたことに関し「小型化された核弾頭開発のための戦術核兵器試験の準備作業」と分析した。
米国の核科学者、科学国際安全保障研究所(ISIS)のデビッド・オルブライト所長はこの日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューで「北朝鮮が核実験を再開する場合、少なくとも2回以上の核実験を強行するだろう」と述べた。オルブライト所長は「弾道ミサイルに搭載した核兵器を小型化する力量を確保するのに1回の実験では十分でない」とし「北朝鮮が『第2段階水素爆弾』を運用するためにはより多くの実験が必要だと考える」と説明した。
北朝鮮は2016年1月(4回目の核実験)と2017年9月(6回目の核実験)、原子爆弾と水素爆弾の中間段階である増幅核分裂弾実験を実施した。オルブライト所長はこうした増幅核分裂弾を「第1段階水素爆弾」と、厳密な意味の水素爆弾を「第2段階水素爆弾」とみている。