【時論】日本の権力構図変化に対処する方法=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.15 11:24
岸田文雄首相が内閣改造をしてから1カ月が経過した。安倍晋三前首相の突然の死去後、保守右派の代表格の安倍派(清和政策研究会)が混乱する状況で行われた内閣改造であり、大きな関心を集めた。内閣改造後の日本政界の権力構図変化が今後の韓日関係に及ぼす影響と尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対応方向を模索する時だ。
岸田内閣改造の特徴はまず、上位最大派閥を中心にした「挙党体制内閣」という点だ。日本は現在を戦後最大の危機と見なし、現状況を克服するために政治力を集中している。主要派閥の代表を留任させ、自民党の選挙対策委員長を務めた森山裕氏を抜てきし、党総裁選挙で競合した河野太郎氏をデジタル相に起用した。
2つ目、自民党の派閥の均衡を重視する内閣改造だった。安倍氏の死去後、安倍派排除の可能性も出てきたが杞憂に終わった。内閣に4人が入り、無派閥だが安倍氏の信任を受けてきた高市早苗氏が経済安全保障担当相に起用された。