俳優ユ・アインさんがプロポフォールの常習使用の疑いで警察の取り調べを受けていることが分かった。ユ・アインさんの所属事務所は「問題になるような部分は積極的に釈明する」と公式立場を出した。

８日、ソウル警察庁によると、警察は今月６日、麻薬類管理法違反の疑いでユ・アインさんを呼んで取り調べを行った。警察はユさんにいくつかの病院を回りながらプロポフォールを処方された理由などを尋ねたという。ユさん側はまだ弁護人を選任していない。

向精神性医薬品の流通を監視する食品医薬品安全処は最近、ユさんが「牛乳注射」と呼ばれる睡眠麻酔薬プロポフォールを処方されるという点を疑って警察に捜査を依頼したという。警察はユさんの体毛などを採取して国立科学捜査研究院に鑑定を依頼した。ユさんは現在出国禁止の状態だ。

ユさんは優れた演技力で韓国映画界で「興行保証小切手」と呼ばれている。ユさんの所属事務所ＵＡＡはこの日、公式立場文を出して「ユ・アインさんは最近、プロポフォール関連で警察の取り調べを受けた」とし、「すべての調査に積極的に協力しており、問題になるような部分については積極的に釈明する予定だ。ご迷惑をおかけして申し訳ない」と述べた。

向精神薬であるプロポフォールは不法使用の際、１０年以下の懲役または１億ウォン（約１０００万円）以下の罰金が科される。これに先立って、実弟とマネージャーなどの名義で１０回以上プロポフォールを使用した疑いで裁判にかけられた俳優ハ・ジョンウさんは罰金３０００万ウォン、１００回余りのプロポフォールを使用した疑いが持たれた愛敬（エギョン）グループ２世のチェ・スンソク元愛敬開発代表は懲役１年に執行猶予３年刑が言い渡された。