プーチンがウクライナに核を落としたら…韓国作家が描くフィクション
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.09.21 14:42
ロシアのプーチン大統領がウクライナ戦争で核を使わないと断言することはできるだろうか。もし核を使うなら、その後の世界はどうなるだろうか。韓国の小説家、金辰明(キム・ジンミョン、65)の新作長編小説『プーチンを殺す完璧な方法』(リタブックス)はこのような質問から出発した。ウクライナのある家庭の平凡な家長ミハイルは民間人に偽装したロシア兵士の襲撃で妻と娘を失う。苦痛の中でもがいた彼は参戦を決心する。人間兵器になった彼は偶然にも米海軍将校出身の韓国系米国人ケビン・ハンと出会って人生の転換点を迎える。
金辰明はこれまで強大国の間に挟まった弱小国の運命と関連した骨太のファクション(ファクトとフィクションを合成した新造語)を書いてきた。600万部が売れた『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』では韓半島(朝鮮半島)の核問題を、『皇太子妃拉致事件』では明成(ミョンソン)皇后の死を扱った。今回の小説もこのような世界観の延長線上にある。金辰明は「全世界の人々が力を合わせてプーチンの核脅迫を克服していかなくてはならないという信念で書いた」と話した。次は一問一答。