北朝鮮の宣伝メディアが韓国の軍事演習を非難し国際社会の懸念と不安を招いていると主張した。

北朝鮮の宣伝メディア「わが民族同士」は２４日、今年になり２０日ほどが過ぎたと言及しながら「１カ月もたたないこの期間に南朝鮮（韓国）軍部は戦争熱を口を極めて鼓吹し、砲射撃訓練、野外酷寒期訓練など北侵戦争訓練を敢行した」と明らかにした。

また、「これは朝鮮半島の平和と安定を望む民族指向と念願に冷や水を浴びせ国際社会の大きな懸念と不安を呼ぶだろう。無分別な軍事的妄動は昨年正月の南朝鮮軍部動向そのまま」とした。

同メディアは「昨年にも合同参謀本部議長、空軍参謀総長など南朝鮮軍部の親玉たちは新年が始まるやいなや空中早期警報統制機に乗り部隊警戒態勢を点検するお遊びを繰り広げた」と言及した。

続けて「これを始まりに１月に南朝鮮陸軍５３歩兵師団・首都軍団・３機工旅団・３７師団・７機動軍団が、２月には１師団・２１師団・９師団が野外酷寒期訓練に狂奔した」とした。

合わせて昨年の韓米合同演習、合同編隊軍総合演習、チークナイフ演習などを挙げ、「他国の艦船まで引き込んで合同海上演習を行い、海外まで出て行き戦争熱を鼓吹した事実など北侵戦争演習を列挙するならきりがない」と主張した。

その上で「昨年南朝鮮軍部好戦者は時をわきまえず狂乱的北侵戦争挑発狂気を起こし朝鮮半島には常時戦争の危険が漂った。そうしておきながらそのだれかの挑発を云々して平和を騒ぎ立てるのは図々しいふるまいだ」と非難した。