韓国、昨年の税収56兆ウォン不足…国の負債来年には1200兆ウォン超える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.01 07:49
昨年の韓国の国税収入が予算より56兆ウォン(約6兆2054億円)ほど少なく、過去最大の税収不足となった。韓国企画財政部は先月31日、「2023年国税収入実績(速報値)」を発表し、昨年の国税収入が344兆1000億ウォンだったと明らかにした。企画財政部が2022年に国会に提出して確定した歳入予算400兆5000億ウォンより56兆4000億ウォン少ない。これは2013年の14兆5000億ウォン以来過去最大規模の税収パンクだ。企画財政部関係者は「コロナ禍の最中だった2021年末の税金納期日を大挙2022年初めに延期し2022年の税収が2021年の税収の相当部分を持っていった。こうした税政支援ベース効果(10兆2000億ウォン)を考慮すれば昨年の実質的な税収減少額は41兆7000億ウォン」と説明した。
税収減少を主導した細目は法人税だ。景気鈍化により企業の営業利益が減少し昨年の法人税は前年比23兆2000億ウォン減の80兆4000億ウォンとなった。上場企業の営業利益は2022年上半期の63兆6000億ウォンから昨年上半期には18兆8000億ウォンと70.4%減少した。また、不動産など資産市場の沈滞により譲渡所得税が14兆7000億ウォンほど少なかった。