「今回の五輪20位も安心できない、韓国エリートスポーツの分水嶺になるだろう」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.25 13:25
「7月に開催されるパリ五輪は韓国のエリートスポーツの巨大な分水嶺になるかもしれません。もしかすると総合順位20位以下に落ちるかも知れません。五輪をはじめとするメガスポーツイベントの成績に対する国民の認識が以前と大きく変わったのは事実です。ですが今回の世界水泳選手権大会の快挙で見るようにエリートスポーツが国に対する自負心を高め若い選手たちに大きなモチベーションになるのは明らかです。韓国スポーツ界のトップとして戦略種目を集中支援し良い成績を収められるようにします。また、国際オリンピック委員会(IOC)委員として五輪が文化とスポーツが交わる世界的イベントとして位置付けられるように努力します」。
2016年から9年にわたり大韓体育会を率いている李起興(イ・ギフン)会長は最近気ぜわしい。パリ五輪まで5カ月しか残っていないがアーチェリー、フェンシング、テコンドーなどいくつかの得意種目を除くとメダル獲得の見通しが明るくないためだ。戦略種目とメダル有望株を選び、代表選手らの技量とコンディションを最高潮に上げるためにチャン・ジェグン鎮川選手村長と額を突き合わせている。同時に学校体育から高齢者スポーツに至るまで生活スポーツの活性化とインフラ構築に向けた戦略も組んでいる。李会長とソウルのオリンピック会館にある大韓体育会の執務室で会った。